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Reiko News



 ■ママのひとりごと 2006年9月25日号


たかがおはぎ・・・されど

  「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われるけれど、秋分の日が過ぎていよいよ風情は秋らしくなって参りました。 まだまだ日中は汗ばむものの、陽の光も風もやわらかく何となくほっとするやさしさです。

 秋風に慣れるにつれてお酒もおいしくなり、人肌も恋しくなっていきます。
夏枯れも終わり、ほっこりした賑わいがもどるかと、つい期待してしまう私。
秋分の日と言えば、今「おはぎ」が大人気だそうです。 
カロリーも低く健康にも良いとか。
 
 先日はテレビでも「美味しいおはぎの店」特集をやっていました。 
京の雅なもの、地方の素朴なもの、みんなさすがに美味しそうです。
北の新地にも「いなば播七」という甘味処があります。
古い店で、昔は新地のど真ん中にありました。 もともと有名な店でしたが、バブルで失敗したとかで一時閉店していました。

 この店がすごいのは、あの味を失うのはもったいないと救う人ありて、場所を移して再建した(と聞いている・・)ことですが、さもありなん美味しさです。 
「おおはぎ」という満月のようなのを、一人で半分食べてしまったことがあります。
森口も、たかが飲み屋されど・・・・となれる日を夢見て。
道は遠くても思いはいつか伝わると信じて、今日も灯を入れる。

麗子


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