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森口の三大ブルース
２００４年も最後の月になりました。
この一年も「上通り森口」を御愛顧くださいまして、心より御礼申し上げます。
ところで、当店のカラオケで歌われる「ご当地ブルース」が三つありまして、 私は 「森口の三大ブルース」と呼んでます。
 「宗右衛門町ブルース」「和歌山ブルース」そして「新潟ブルース」です。
その新潟が大震災で被災して一ヶ月が過ぎました。
きっと来てね♪と歌う「宗右衛門町ブルース」、逢いたい見たいすがりたい 「和歌山ブルース」
この二つのブルースはどことなく明るく可愛いイメージが残りますが、「新潟ブルース」は イメージがちょっと違う。思い出の夜は、霧が深かった・・・
曲調もしっとりしていて、内容においてはまさに「冬ソナ」的哀切さがあり、う しろ髪引かれる 思いが残ります。
何より歌う方の地域への思い入れが違う気がいたします。新潟ってすごく良い所なんだろうな、と思わせられるのです。
 テレビで見る被災地はほんとうに美しい山あいの村々で胸が痛みます。
きっと心やさしい良い人たちが苦しんでいるのだ、と。 余震のひどさはあの阪神大震災を超える不気味さがあり、被害の大きさは阪神に及ばないものの恐怖ははるかに超えるでしょう。
お客様にボランティアで被災地へ出かけて行く方がいらっしゃいます。 頭が下がるけれど、今の私には少々の寄附と祈ることしかできない。これから雪におおわれる方々の厳しさを思うと、どんなことにも弱音をはいちゃいけないと思う。
大変だけど、私もがんばりたい。
麗子
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